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CIO

シーアイオー。 Chief Information Officer。チーフ・インフォメーション・オフィサー。情報処理執行責任者。

企業でのIT活用責任者を言います。IT知識は当然のこと、ビジネス側の理解も重要となります。CTOが単に技術のことが中心なのに対し、CIOはビジネスを実現するツールとしてITをいかに活用すべきかを考え、実行する人物となります。

このCIOですが、残念なことに日本国内においてはほとんど存在しないのが現実です。

CIOとなるためには最低以下の知見が必要となります。これらを兼ね備えていない場合、CIOの職責を全うすることは不可能です。

IT知識

中でもプログラミング能力。これは最低限必要です。プログラムすらろくに書けない人物にテクノロジーを理解できるわけないからです。理想はC言語以下。その理由はC言語は唯一言語を書ける言語だからです。このベース知識がないと、技術のメリット・デメリットもわかりませんし、ましてや技術者の嘘を見抜くことすらできないはずです。プログラムを書いたことの無いCIOはあり得ません。

抽象化能力

物事を俯瞰して見ることのできる能力です。様々な情報処理をどう実現するかを考えるうえで、必須の能力となります。別の言い方をすると「モデリング能力」です。様々な機能をどうマッピングするのか?どういう塊(オブジェクト、クラス)を考えるべきか?どこに接続I/Fを持つべきか・・このようなことができるには、この能力が必須です。通常プログラミング能力が長けていれば、構造化やクラス化に長けているとも言えます。

この能力がなければ「アーキテクト」とはなりえません。

データ・サイエンティスト

巷に多くいる、ツール使いのデータ・サイエンティストを意味しているわけではありません。データがどう生成され、どう管理され、どういう目的で使うべきか理解し、その上で分析できる能力を持つ人間です。この能力がなければ、データを正しく処理もできませんし、する権利もあり得ません。

例えば、ER図を見て、データが入っていると思い込んでいるのだとしたら、失格です。そのデータの入力元、その精度まで理解している必要があります。このような素養が無ければ、そもそも会社の経営情報などを司る仕組みを設計できるわけも有りません。

海外のCIOとの大きな相違

海外のCIOは上記の能力を持っているといって過言ではないです。では、なぜ日本国内にはそのような人物が少ないのでしょう?

この大きな理由は日本における「お任せ主義」的な背景が大きく影響していると考えられます。つまり、「SI企業-System Integrator」の存在です。

ご存知ない方も多いかもしれませんが、このSIは海外には存在しません。つまり、自分の責任において行う訳です。ですが、日本の場合は、このSI企業に丸投げしてしまうケースが多いわけです。そのため人材が育っていない(特に企業内)ということが起きているわけです。

決して、ベンダーを子飼いにし、予算管理だけをしている人ではないのです。

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