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インターネットがビジネスにもたらしたもの

ジェネラル・エキスパート(様々な分野でかなり深い知識・経験を持つ人) あるいはスーパー・ジェネラリスト(様々な分野で働けるジェネラリストであるが、その知識・経験がその分野においてもかなり深い知見を持つ人)なる人物が必要となる。特にITの知識・経験が深い人がまさにCIOである。

一部分だけ見えていたのではまったく対応できないのが今の世の中になった。
こうなると、過去の一部のエキスパートでは役に立たない状況にある。

しかしながら、これは経営側から見ると、目に見えてはっきりしないことが多い。
事象としては

  • 意思決定プロセスまでに時間がかかりすぎている。
  • ITコストが増えている。
  • 売上が上がらない・・・など

というようなもので見えてくるし、これを直接の解決目的と考える。なぜか?上記は測定しやすいからである。

結果として、現場に発破だけかけている経営者が多く見受けられる。

  • 「社員が怠けているのではないだろうか?」
  • 「目標定めて尻を叩けば良いのではないだろうか?」

しかし、よくよく話を聞いてみると、それ以前の業務設計レベルで躓いていることが多い。
インターネット環境をうまく利用しようと考えるとき、それぞれの関係を業務設計レベルから押さえる必要があるからである。

例えば、AmazonのようなECの例をあげてみよう。

  • 顧客の販売情報を活用したければ、それをどう取得するかを考える必要がある。
  • さらに業務系に影響のないような作りを考えるのであれば、システム構成のあり方が重要となる。
  • 個人情報の保護のあり方、データのハンドリングについても考える必要があるだろう。
  • そして、効果的なリコメンデーションエンジンがどうあるべきか、データアナリストの発想も必要となるだろう。
  • 効果的な画面構成を考える必要もある。ABテストなどを考えるべきか?

ざっと考えただけでも多様な項目が現れてくる。

これを解決するにはスーパー・ジェネラリストが必須である。

この対応方法だが、いくつか存在する。

1)人材の獲得、調達
  人材の採用。CIOないしビジネスアーキテクト
  経営者の顧問としての参画。


2)組織的対応
  (顧問)指導下での対応


3)人材育成

1)は抜本的な改革、2)は既存の人材の活用となる。
3)の育成方法であるが、実はこのビジネス・アーキテクトスーパー・ジェネラリストは誰にでもできるものではない。人材の選抜から進める必要がある。

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